第1編 分子の基礎 (⇒ コラム) 

第1章 水 -- 身近にして奥深い存在

1.1 はじめに -- 宇宙から水分子まで
1.2 分子は小さい -- 太平洋に散った盃の水の行方?
1.3 生命と水 -- 水分子との長いつき合い
1.4 液体の水 -- すし詰めでうごめく水分子
1.5 気体の水 -- 水蒸気は高速
1.7 固体の水 -- 氷は水分子が整列した結晶

第2章 原子 -- 分子を構成する基本的パーツ

2.1 原子の構造 -- 原子核プラス核外電子
2.2 原子番号と元素記号 -- 元素の性質は核外電子で決まる
2.3 元素の周期表 -- 原子番号と元素の性質の関係
2.4 原子核は陽子プラス中性子 -- 同位体は中性子数が違う
2.5 物質量モル -- ダース・グロスの原子・分子版
2.6 原子量 -- 元素1モルの質量

第3章 分子 -- 原子が作るオブジェ

3.1 水素分子の成り立ち -- 電子対が原子をつなぐ
3.2 メタン分子の形 -- 海岸のテトラポッド
3.3 水分子の成り立ち -- シルエットはミッキーマウス
3.4 氷の中の水分子 -- 水素結合が配列を支配
3.5 アンモニア分子 -- カメラの三脚の形
3.6 エタン分子 -- 炭素−炭素結合が回転
3.7 エタノール -- アルコールの代表格
3.8 エチレン -- 平たい二重結合分子
3.9 アセチレン -- 棒状の三重結合分子

第4章 イオン -- 電気を帯びた原子や分子

4.1 陽イオンと陰イオン -- プラス/マイナスを持つ粒子
4.2 イオンの成り立ち -- 電子が足りない! 電子が多い!
4.3 食塩の結晶 -- 陽イオンと陰イオンの整列
4.4 塩の構成 -- 周期表からわかること
4.5 水分子もイオン化している -- ごくわずかだけど
4.6 塩酸と酢酸 -- 身近な酸
4.7 アンモニアと水酸化ナトリウム -- 代表的なアルカリ
4.8 水素イオン指数pH -- 酸性の強さの尺度

第5章 有機化合物 -- 炭素を含む多様な分子

5.1 有機化合物と生命力 -- 常識を覆した尿素合成
5.2 飽和炭化水素 -- メタンやエタンの仲間
5.3 ジメチルエーテル -- エタノールの異性体はスプレーの噴射剤
5.4 アルケン類 -- エチレンの仲間と立体異性体
5.5 環式炭化水素 -- リング状の仲間たち
5.6 エタノールの酸化 -- アセトアルデヒドと酢酸

第6章 立体構造 -- 分子の形を考える

6.1 光学活性 -- 生体分子が偏光を回転
6.2 (+)-乳酸分子の構造 -- 十字型の表記
6.3 旋光性と鏡像異性体 -- 鏡に映った瓜ふたつ
6.4 鏡像異性体の有無 -- グローブ分子か? 軍手分子か?
6.5 環式化合物の立体構造 -- シクロヘキサンは安楽椅子
6.6 環構造の表記 -- ミントの香りメントール
6.7 立体異性体 -- 立体配置の違いもさまざま

第2編 生体分子 (⇒ コラム) 

第7章 脂質 -- 脂肪やステロイド分子

7.1 脂肪分子 -- 代表的な脂質
7.2 脂肪酸の構造 -- 飽和と不飽和
7.3 リン脂質 -- 細胞の境界は脂質二重層
7.4 ステロイド -- コレステロールや性ホルモン

第8章 糖質 -- グルコースからデンプンまで

8.1 糖質 -- すなわち炭水化物
8.2 グルコース -- 太陽の恵みが地球に満ちる糖
8.3 グルコースの構造 -- 一筋縄ではいかない奥深さ
8.4 フルクトース -- 果物や蜂蜜の甘さ
8.5 二糖 -- スクロースの仲間
8.6 多糖 -- デンプンとセルロース
8.7 ヘテロ多糖や複合糖質 -- 糖鎖がベースの種々の生体分子

第9章 タンパク質 -- 体の中で一番の働き手

9.1 タンパク質 -- 語源は一番で卵白
9.2 グリシン -- 最もシンプルなアミノ酸
9.3 α-アミノ酸 -- タンパク質を組み立てる20種の基本ブロック
9.4 種々のアミノ酸 -- 20種以外の変わり種
9.5 ペプチド -- 数珠つなぎのアミノ酸
9.6 ペプチド鎖の形 -- αヘリックス
9.7 タンパク質の形 -- 一次、二次、三次、そして四次のケースも

第10章 核酸 -- 生命をつかさどる分子

10.1 核酸 -- 生命の中心
10.2 DNAとRNAの構造 -- ポリヌクレオチド
10.3 DNAの二重らせん -- 塩基のペアが複製を可能に
10.4 mRNA -- DNA情報が転写された分子
10.5 tRNA -- 翻訳と運搬に携わる分子
10.6 タンパク質の生合成 -- アミノ酸を順序通りにつなぐ

第3編 生命の営み (⇒ コラム) 

第11章 視覚 -- 光と色を感じる

11.1 光は波 -- 波長と色
11.2 光はエネルギーの粒 -- 短波長ほど高エネルギー
11.3 網膜の光受容体 -- 視物質ロドプシン
11.4 色素の色 -- 分子による光の吸収
11.5 紫外線と皮膚 -- 日焼け防止とUVカット
11.6 赤外線 -- 見えないけど暖かい光

第12章 味覚と嗅覚 -- 分子を感じる

12.1 走化性と味覚 -- 化学感覚
12.2 甘い分子 -- 多彩な顔ぶれ、糖やペプチド等々
12.3 うま味分子 -- コンブに続いてカツオ節からも
12.4 苦い分子 -- 毒の味、良薬の味
12.5 酸味と塩味 -- 酢と食塩の味
12.6 味覚変革分子 -- レモンがオレンジの味に!
12.7 嗅覚 -- 空気中の分子を感じる

第13章 食事 -- 燃料と原材料の取り込み

13.1 食物 -- 生きるための栄養補給
13.2 デンプンの消化 -- グルコースは植物から動物へ
13.3 タンパク質の消化 -- 胃酸で変性、酵素で切断
13.4 脂肪の消化と吸収 -- リパーゼが分解
13.5 ビタミン -- 微量必須の有機分子
13.6 ミネラル -- 無機系の栄養素

第14章 呼吸 -- 酸素供給とエネルギー生産

14.1 酸素と食物 -- 生体へのエネルギー補給
14.2 外呼吸と内呼吸 -- 肺と細胞での酸素の授受
14.3 生体内のエネルギー分子 -- ATP
14.4 グルコースの生体内酸化 -- 先ず解糖で真っ二つに
14.5 クエン酸回路 -- 回転ベルトコンベア式の酸化
14.6 電子伝達系 -- ATP量産システム

第15章 代謝 -- 生体分子の合成と分解

15.1 代謝経路、代謝回路、代謝網 -- 化学反応のネットワーク
15.2 同化と異化 -- 生合成と分解反応
15.3 フィードバック制御 -- 過剰在庫の防止
15.4 ホルモン -- 調和をつかさどるシグナル分子

第16章 神経と脳 -- 情報通信ネットワーク

16.1 神経系 -- 隅々までの情報制御システム
16.2 神経細胞 -- 電気信号が神経線維を進む
16.3 神経伝達物質 -- 神経細胞どうしをつなぐ化学信号
16.4 脳 -- 記憶や感情が宿る140億の神経細胞
16-5 心を左右する分子 -- 安らぎのセロトニンや快感のドーパミン

第17章 健康と病気 -- 生体防御と医薬品

17.1 病気 -- 健康を損なうさまざまな要因が
17.2 種々の生体防御 -- 私たちの周囲は敵だらけ
17.3 免疫 -- 侵入者を見分けて捕らえる抗体分子
17.4 化学療法薬 -- 病原菌を抑える分子
17.5 抗生物質 -- 微生物の作る分子が微生物を制する
17-6 抗ウイルス薬 -- インフルエンザ対策

第18章 遺伝 -- 世代をつなぐDNAのたすき

18.1 染色体とゲノム -- 両親から受け継いだ一式のDNA
18.2 父からのDNAと母からのDNA -- 消える情報と残る情報
18.3 対立遺伝子 -- 現れる情報と隠れる情報
18-4 遺伝子の多型 -- ヌクレオチド1個の変異 SNP

第19章 寿命 -- 死は新しい生へ

19-1 生体分子の寿命 -- 安定な分子も酵素が分解
19.2 老化 -- 生体分子の損傷の蓄積
19.3 細胞の死に2種 -- 自死と壊死
19.4 長寿と生活習慣病 -- 肉より魚で血栓防止
19.5 生物 vs. 無生物 -- その境界は?
19.6 終わりに -- 寿命あれこれ

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分子から見た私たち
− やさしい生命化学 −

川井正雄 著

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  本書は出版社の都合で絶版となってしまいました。
  改訂版に相当するのが「生命を知るための基礎化学
  -- 分子の目線でヒトをみる」
(丸善出版)です。
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[ 目  次 ]

  第1編 分子の基礎( ⇒ 章・節リスト

  第2編 生体分子( ⇒ 章・節リスト

  第3編 生命の営み( ⇒ 章・節リスト

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